トゥ ハート・ペットセレモニー 加盟協会(動物供養協議会)
 【動物供養協議会】とは、ペットの葬儀・供養を通して“命”の尊さを伝え、且つ、人とペットが共生できる社会を築いていくことを目的に発足された団体です。【寺院部会】・【火葬部会】・【石材部会】の3部会から構成されており、当社は【火葬部会】に所属しております。

動物供養協議会設立の趣旨
1.動物供養を通して、生命の尊厳を伝えていく最近では「命の重さ」を伝える機会が減ってきているように思われます。人間のお葬式にしても病院で亡くなった方をそのまま、葬儀ホールに搬送してしまうケースが多々見受けられます。現在では自宅で葬儀を執り行う方は全くいないと言っても過言ではないでしょう。
 電話一本ですべて葬儀社が取り計らい、遺族親族が故人を送り出すという意気込みも薄れてきているのだと思われます。利便性が追求された結果、「心」が置き去りにされてしまったのかもしれません。  
  ペット葬儀に参列いたしますと、まだ幼い子供たちが必死に合掌し涙を流しながらペットを弔う姿を目にします。命の重みを感じて自然と流れ出た涙。このペット供養・葬儀の場を、命の尊厳を伝えていく機会と捉え広く世間へアピールしていきたいと考えています。

2.ペットを飼っている人、飼っていない人の双方が理解と強調を深める環境作り人間とペットの歴史は古く、紀元前のエジプト文明にまで遡ることができます。それほど人間とペットとは密接に結びついています。しかし、ペットを飼っていない人からすると、その温度差は歴然としています。ペット愛好家から見ればかわいいペットの鳴き声も、ペットを飼っていない人からすれば、騒音としか聞き入られない事も多々あるようです。
  「因果応報」という言葉があります。過去の原因が現在の結果をもたらすという意味でありますが、将来ペットとのより良い関係を築き上げようとするならば、現在のペットを取り巻く環境を検証し、改善していかなくてはなりません。 この活動を通じてペットを飼っている人、飼っていない人の双方が理解と強調を深めていける環境作りに努めていきたいと考えています。

動物供養協議会憲章


 仏教には三つの宝物があります。これを『三宝』と呼び、仏・法・僧(僧伽)のことをいいます。仏とは釋迦牟尼世尊のこと、あるいはその釈尊の証した普遍なる真理そのものを指します。法とはその真理に到達するための正しい教え。そして僧(僧伽)とは、その教えに基づいて生活をしていく衆(共同体)を指します。この共同体を和合衆ともいいます。

 この三宝に照らして、当協議会は上記『動物供養協議会憲章』をさだめています。

 人も動物も生あるものは全て、はかなくも尊い『命』を有しています。私たちは、勝縁によってもたらされたこの『命』の一つ一つが、かけがえのない「仏の命」そのものであると考えます。先ず憲章の第一に、私たちは最愛なるペットの供養を通して、この頂戴した『命』の尊さを真贄にみつめてまいることをお誓い致します。

 そして、生あるものは全てこの同じ尊い『命』を頂戴しているからこそ、ペットの供養にも適正な方法があると考えます。私たちは、適正な心からなる供養の在り方を弘めていく努力をしてまいります。

また、世間には、ペットを家族同然に思っている人もいれば、事情により飼えない人、或いは動物が嫌いな人もいます。私たちは、ペットを飼っている人も飼っていない人も、お互いが理解し合い共生できる和合の社会造りに努めてまいります。