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ペット(犬の種類)
イングリッシュ・コッカー・スパニエル(English Cocker Spaniel)


(写真:ウィキペディアフリー百科事典より)

鳥猟犬の能力を秘める愛玩犬

原産国/イギリス
体 高/オス40cm〜43cm、メス38cm〜41cm
体 重/オス13kg〜15kg、メス12kg〜14kg
被 毛/頭部以外、絹糸状のやや長めの毛が密生。
毛 色/白地に様々なカラーの班、ブラック、ブラック・アンド・タン等


 14世紀以前にスペイン産の狩猟犬がヨーロッパに広がり、イギリスで育種改良されたのがこの犬です。17世紀にはすでにウェールズ地方で野鳥、特にヤマギシ(英語でコッカー)を追いかけていました。ただ、いろいろの交配がなされていたこともあり、単独犬種として公認されたのは19世紀末です。
 アメリカン・コッカー・スパニエルの祖先犬であり、両者は類似点が多く見られます。実際、両者の交配もよくあり、かなり混乱した時期もありました。しかし、1946年には両者の区別がされ、以降はそれぞれの純粋種を交配させないようにとの努力がなされています。
 アメリカン・コッカー・スパニエルよりも、やや大きな体格をしています。体型は同様に厚い胸をしており、腹部はひき締っています。太くたくましい四肢が目立ちます。頭部はドーム型をして、低い位置についた耳は長く垂れ、目はよく見開いていますが穏やかな目つきをしています。尾は一定の長さに断尾します。被毛は長めですが、極端に長くはありません。
 性格は陽気でありながら気が優しく、人懐っこい犬種です。しかし、興奮すると咬みつく気質ももちますから、躾は大切です。環境に適応しやすく、狭いところでも飼えますが、もともとが猟犬なので1日30分程度の運動をさせます。